国産100%コットンのパップテント
『パッチン つなぐーの』
USパップテントと同じ両面ドットボタンを採用
前面フラップの跳ね上げが可能です
サイドウォールとフロントウォールで
居住性が大幅にアップ
本体生地は全10色からお選びいただけます
ステッチカラーは15色以上取り揃えています

BackYard FieldとSDGs

□SDGsとキャンプ

SDGsと聞いて、理解できないのは私だけではないと思います。
“持続可能な開発目標”って具体的に何を指しているのか、よくわからないですよね。
それに、キャンプとSDGsには、一体どんな関係があるのでしょうか?

そこで私たちはこのように書き直してみました。
“将来も大好きなキャンプを続けるためには、環境や社会に良い影響を与えるキャンプのやり方を考えて、今から何をすれば良いか一緒に考えましょう”
いかがですか、少しは具体的になりましたか?

コロナ禍、キャンプが熱狂的なブームになったとき、
油と生ゴミで汚れた水場、焚き火で焼かれた地面、ゴミ捨て場の大量のごみ、夜中まで大声で騒ぐ人たちを皆さんもキャンプ場で見たと思います。
こんな様子で、キャンプは楽しくありませんね、持続可能では無いのです。心あるキャンパーは、早くブームが過ぎ去ってくれと願ったはずです。
SDGsは国家や企業だけが取り組むことではなくて、キャンプに関わる個人でも取り組むことができます。

□バックヤードフィールドにできること

SDGsは17の目標で構成されていて、私たちはコットン100%のパップテント「パッチンつなぐーの」を通して
“目標12:つくる責任 つかう責任”に取り組んでいます。


①持続可能な生産【リデュース】

「パッチンつなぐーの」は受注生産のため必要最小限の在庫だけを持ち資源を有効利用しています。

②持続可能な消費【リデュース】

コットン100%の素材は、遮光性、遮熱性、吸湿性、通気性、防音性に優れ快適な幕内環境を保つことができ、焚き火などの火の粉にも強い性質があります。(※注)
また、特殊パラフィン加工を施しているので、撥水性があり、経年使用による撥水効果の低下にもパラフィンワックスによるメンテナンスで効果が回復します。
弊社は、補修や修理のご依頼にお応えして、少しでも永く使っていただけるようにしています。
※注:コットン生地は不燃性ではありません

③廃棄物の削減【リユース】

裁断したあとの残り布を用いて新たな製品を作り出し、廃棄物の発生を最小限にしています。
コットン素材は、ポリウレタン素材やPUコーティングと異なり加水分解を起こさないので永く使用できます。
また、不要になった「パッチンつなぐーの」の引き取り体制を整え、エイジング素材として新たな製品を作り出します。


フルコットンパップテント”パッチンつなぐーの”の特徴

①カラーバリエーション

BackYardFieldでは、「パップテント/軍幕」が「無骨」のイメージと結びついていることに少し残念な気持ちを抱いていました。パップテントが持つシルエットや機能性は、もっと多くのキャンパーに評価されるべきだと考えています。そこで、「無骨」のイメージを払拭するため、最初に取り組んだのがカラーバリエーションの充実です。全10色のバリエーションがあり、ユーザーは好みやキャンプ場の雰囲気、季節に合ったカラーを選択できます。また、O.D.色やダークグレイなども用意されており、大手テントメーカーにはない多様性を提供しています。

②フルコットンテント

“パッチンつなぐーの”は、コットン100%の国産高級帆布に特殊パラフィン加工を施した素材を使用しています。市場に流通しているコットンテントの多くがT/C(ポリコットン)素材であり、フルコットンテントを試したことがあるキャンパーはまだまだ少ないようです。そのため、フルコットンの特性や利点、欠点について説明します。最初に挙げられるのは、フルコットンは「重い」という点であり、特に雨の日にはその重さをより感じます。しかし、この点以外にはフルコットンが不利な要素はほとんどありません。それでは、フルコットンテントの利点について見ていきましょう。

③結露しない

結露はテント内外の温度差によってテント内側に水滴が付く現象です。通常、防水性が優れたポリエステル化繊などの素材は結露しやすい傾向がありますが、コットンは通気性や吸湿性に優れているため、結露が生じにくいのです。

④乾きは遅くない

ポリエステル化繊とコットンを比較した場合、確かにポリエステル化繊の方が速く乾きます。しかし、テント撤収時の結果で評価すると、結果は異なります。
朝露による表面の濡れは、陽が昇っていればポリエステル化繊が乾くまでの時間とほとんど変わりません。また、結露しないフルコットンは内側の結露を乾かす必要がないうえに、パップテントはフロアシートの乾燥がありません。
キャンプ場で撤収までの総合時間は、一般的なテントと比較しても決して遅くありません。

⑤雨天のとき

コットンには特殊パラフィン加工が施されており、ある程度の雨には耐えてくれます。年月が経過し撥水性が低下した場合は、別売りのパラフィンワックスを塗布することで撥水性が回復します。ただし、天然素材であるため、雨の状態によっては、より高い撥水性や耐水性を備えたタープの併用をお勧めします。
濡れたまま放置すると湿気が原因でカビが発生する可能性があるため、乾燥撤収が難しい場合は帰宅後できるだけ早くテントを広げて乾かすよう心がけてください。”パッチンつなぐーの”は本体が二つに分離できるので、布団を干すスペースがあれば短時間で乾かせます。

⑥居住性

フルコットン帆布は他の素材と異なり生地が厚いため、優れた遮光性、遮熱性、遮音性を提供します。テント内にいると周囲の音が柔らかく感じられ、安心感を得られます。特に風の強い日には、ポリエステル素材のテントが発するパタパタ音がほとんど気になりません。パップテントは構造的に風に強いため、強風の中でも快適に就寝できます。翌朝、「風の音が気にならずよく眠れた」という声がよく聞かれます。

⑦焚き火と火の粉

フルコットン素材は一般的に焚き火などの火の粉で穴が開きにくい特性があります。ただし、焚き火の炎が直接当たることは避けるべきです。コットンは火がつけば燃えやすく、特にパラフィン加工が施されているため、注意が必要です。難燃性や不燃性ではないため、テントの周辺での火の取り扱いには十分な注意が必要です。

⑧拡張性

“パッチンつなぐーの”は、USパップテントの特徴であるDOTボタンを採用しています。これにより、フロントフラップの開閉やサイドウォール、フロントウォールの取り付けが可能です。通常はファスナーを使うところですが、DOTボタンを採用することでオプションの応用範囲が広がり、雨漏りや補修の難しさなどの問題を回避できます。

パッチン つなぐーの』スペック

テント本体   商品ページ

素材 国産キャンバス 100%コットン(特殊パラフィン加工)
組立サイズ 約350×170×110(高)cm
展開サイズ(片側) 約380×150cm
重量 約5.5kg

 

サイドウォール(左右一組)   商品ページ

素材 国産キャンバス 100%コットン(特殊パラフィン加工)
展開サイズ 約100×160cm
重量 約1.0kg(左右一組)


フロントウォール   商品ページ

素材 国産キャンバス 100%コットン(特殊パラフィン加工)
展開サイズ 約170×160cm
重量 約1.3kg


付属品について

『パッチン つなぐーの』本体にはポール、ペグ、ガイロープは付属していません。
その理由は、これらをすでに持っている方が多くいらっしゃること、地面の様子や季節、キャンプスタイルによって使い分ける必要があるため、あえて付属品としてご提供しておりません。ご自身でご準備をお願いいたします。

準備するもの

① 本体用ポール 100cm 2本
② サイドウォール用ポール 140cm 2本
③ フロントウォール用ポール 140cm 2本
ペグ 10本程度
テントの張り方やオプションによって増減します
ガイロープ 4~6本程度
テントの張り方やオプションによって増減します