パッチンStory

①【本当に楽しかったファミリーキャンプ】

私は1961年生まれ、3人の子どもの父です。
長男、2歳下の次男、さらに6歳下の長女と、にぎやかで元気いっぱいの家族に囲まれてきました。

学生時代は、仲間とテント泊しながら北海道一周の車旅へ。
遊びといえば、いつも自然の中。アウトドアが私たちの遊び場でした。

ファミリーキャンプを始めたのは、長男が幼稚園の年中さんの頃。
最初の道具は、コールマンのドームテント(3×3m)、PEAK1ストーブ、バーベキューコンロ。
ほかは家の鍋やピクニック用の食器、長座布団とタオルケットを寄せ集めただけの、シンプルな装備でした。

当時よく通ったのは「とやの沢キャンプ場」。
子どもたちは森や渓流で思いっきり遊び、夕方にはバーベキューでお腹いっぱい。
夜にはぐっすり眠る——そんな姿を見るのが、私たち夫婦の何よりの幸せでした。

設営、火起こし、食事の準備…と、親は大忙しでしたが、
子どもたちが眠ったあとの焚き火タイムだけは、夫婦水いらずで。
静かな夜の中で、コーヒーを片手に語り合ったひとときは、今でも宝物です。