パッチンStory

②【キャンプの思い出は、いつまでも】

長男が小学4年生のとき、学校のミニバスケットボールチームに入ったのをきっかけに、次男も続いてミニバスを始めました。
それ以来、休日には練習試合が組まれるようになり、キャンプに行く機会はぐっと減ってしまいました。
そして、長男が中学2年の頃を最後に、家族5人そろってのファミリーキャンプは長いお休みに入ることになります。

それでも子どもたちの心には、あの楽しかったキャンプの記憶がしっかり残っていたようです。
それぞれ友人と一緒に、再びキャンプへ出かけるようになりました。長女はまだ運転免許がなかったため、私たち夫婦が車を出してキャンプ場まで送り届けることに。

あるとき、長男が真冬の山中湖でキャンプをして、凍えながら帰ってきたことがありました。
そのとき「テントから煙突が出てて、薪ストーブで“おこもりキャンプ”してる人がいたんだよ!」と、目を輝かせて話してくれたのを覚えています。
また別の日には、「一人でキャンプに行ってくる!」と突然言い出したことも。そのときは、ファミリーキャンプしか知らなかった私は思わず「一人で行って何が楽しいの?」と聞き返してしまいました。

あの頃に比べて、キャンプのスタイルも随分と変わったんだなぁと、しみじみ感じた瞬間です。