④【運命の出会い -2-】
それまでドーム型テントしか使ったことがなかった私には、自作なんてまるで未知の世界。
立体縫製? アルミポール? プラスチックパーツ? ハードルばかりに思えました。それでも、あのとき見たベイカーテントの魅力が、どうしても忘れられなかったんです。
もともと子どものころから、模型飛行機作りやDIYが大好きだった私。ウッドデッキだって自作したことがあるし、思えば「自分で作る楽しさ」はずっと私の原点でした。そんな中、調べていくうちに目に飛び込んできたのが、“USパップテント”。
「これなら、きっと作れる!」
そう思った瞬間――まさに、運命の出会いでした。